<< 旅立ち | top | みるちゃんの準備 >>

最後の一日

 朝起きて散歩に行くことなく、朝ごはんや薬を食べさせることもなく、
なまみる用のパソコンを立ち上げることもなく、万引き防止のゴミ箱チェックをすることもなく出勤。
仕事中はなまみるを見ることもなく、帰宅してドアを開けても、「ドスッ」とベッドから飛び降りる音も聞こえず、満面の笑みで飛び出してくる子もなく。
家に入り、散歩も夕食もラム支給の必要もなく、漫然と家事をしてネットを見てという生活に戻ってしばらくが経ちます。

1999年の12月30日、みるちゃん1歳の誕生日に始めた「みるきちたいむす」も
2010年の12月で終了致しますが、みるちゃんの最初から最後まで全てを残しておきたいと思い、もう少し更新することにしました。

11月28日(日)

朝5時過ぎ、病院から携帯にかかった電話で起こされました。
こんな時間にかかってくる電話はまちがいなく・・
お気に入りのピンクのブランケットを持って車に飛び乗り、病院へ駆けつけたものの、蘇生措置をやめずに待っていてくれただけの状態で。
看護師さんに「さわってあげて下さい」と言われ、さわったみるちゃんは暖かくてただ寝ているようで。
本来なら1階の裏口近くにある霊安室に行くところ、早朝だったので面会室で待つことになりました。

お昼にはお迎えに行くはずの、何の心構えもないところに突然のことで、しばらく大騒ぎした後、ぼんやりと座って待ちながら、何人かのともだちに、みるちゃんがなくなりましたとメールを送りました。
キレイにシャンプーして乾かしてもらったみるちゃんを面会室で受け取って、まだ寒いのに、宿直の先生と看護師さんが外までずっと見送ってくれる中、薄暗い朝の病院を出ました。

帰宅して、とりあえずいつもの人間用ベッドにブランケットごと寝かせ、呆然と可愛い寝顔を見つめていると、どうしても出勤しなければいけなかったオヤジが、(家が近所の)焼売家に連絡したから。と言って仕事へ出かけていき、かあちゃんからすぐ行くと電話がありました。

何だかすごく疲れていたので、しばらくみるちゃんの隣で横になっていると、かあちゃんととうちゃんが到着。なんと旅先の淡路島から駆けつけてくれたとのこと。

少しあとに、Peronちゃん一家が到着。結婚式に出席するといっていたyoneちゃんは礼服持参で来てくれました。
みるちゃんが大好きだった人たちがいっぱい泣いてくれているのを見て
やっぱり寝ているんじゃなくて死んでしまったんだなぁ・・と改めて思いました。


Peronちゃんが、ちゅーをしてくれたの

リサちも。


ココちゃんとは、かれんちゃんが生まれる前からのおつきあい。

切り花をたくさん持ってきてくれたyonekazちゃんの指示のもと、棺を作成することに。
プラスティックの衣装ケースをひっぱりだし、ダンボールやタオルやブランケットを敷いて、
もちろんブタさんの枕もして寝かせたみるちゃんの周りにきれいにお花を飾ってもらって、みるちゃんがフラワーアレンジメントの一部になったよう。

かあちゃんが、「こんな時になんだけど・・」と教えてくれたのは、犬の火葬場の予約。
焼売くんの火葬場がとてもよかったとのことで、すぐに電話をして立会葬の予約をしました。

大好きな鮎の焼いたのと、ニンナナンナさんのワンバーグを持って駆けつけてくれたクララちゃんご一家、この後数日の食をつないでくれたココ&かれんご一家、お仕事を切り上げて奈良から駆けつけてくれたBeeさんご一家、愛知県から来てくれた桃太郎くんご一家、さらには静岡を旅行中だった、金沢のどりまままで来て下さり、狭い我が家は人と犬とお花でぎゅうぎゅう。
お寿司の出前を取って、まるで人間のお通夜のように思い出話をしたり笑い話をしたり。

オヤジが仕事だったこともあり、みんなが来てくれなかったらどれだけ寂しいお通夜になっただろうと思うと、とてもありがたく思いました。

少し目を開いたままのみるちゃんは、眠くてトロトロしているときの顔で確かに目が合った気がすることも。。
身体はムチムチのままだし、今にも起きてきそうだね、と皆さんおっしゃってくれましたがそのようなことは起こらず、一晩を一緒に過しました。

 
一緒に後部座席に乗って最後のドライブ。

翌日は、神奈川から、かなまま。が、東京からうばちゃんが、大阪からkatsuraちゃんご一家も北白川ペット霊園に来て下さいました。
クラママさん、けいさん、yonekazちゃんと偶然有給を取っていたyoneちゃんも参列して下さって、最後のお別れ。

 
リサちが来てから遠慮気味になったけど、みるちゃんが大好きだったyoneちゃん。

霊園の方に、きれいな子ですね。と言われ、みるちゃんが聞いていたら、しっぽフリフリで喜んだだろうなと思いました。

人間と変わらず、お経が流れる中、お焼香をしてお別れまでの時間を過し、焼き場へ。
何を持たせようか悩んだ結果、昔D.F.Dで買ったピンクの迷子札、ラムちゃん、焼き鮎を入れ、Beeママさんに頂いた花束を抱いていきました。

あの可愛い丸い目も、真っ黒な鼻も、ふわふわの真っ白な毛も、みんな燃えてしまった・・と絶望的な気分になっていると、クラママさんが、「みるちゃんがお空に帰っていかはるのを見てあげて」と声をかけて下さいました。
顔を上げると、よく晴れた青空に煙突からの白い湯気のような煙が昇っていくのと紅葉が舞っているのが見えて、とてもキレイな風景でした。

お骨を全部持ってかえることにしていたので、これもまた人間とまったく同じようにお骨の説明を聞きながら骨壷に入れていきました。
びっくりする位きれいな骨で、アゴの骨も割れておらず、喉仏もすごくきれいな形で、霊園の方も珍しいですといわれるほど。
参列いただいた方々にも、きれいーと褒められ、これもまた、みるちゃんが聞いたら喜ぶだろうなと思いながら、すべての骨を骨壷に収めていきました。

焼き鮎をさらに焼いたら化石みたいになっていたり、ラムちゃんを焼いたりと、ちょっとお笑いが入ったのもみるちゃんらしくて。

その後、何度も通った芽亜里でみなさんとランチを取り、解散。
病院へ直行し、最後の治療代を払って帰宅。
ぜんぶ終わったんだーという喪失感というか虚無感は、一生忘れられないと思います。

その間にもお花がどんどん届き、クラママさんがお線香とライターを下さったので、骨壷を置く祭壇を作ったりお花を飾ったりして、みるちゃんの御見送りは終わったのでした。
病院を変わって、癌が判明して、手術をして、すべてが終わるまでたった2ヶ月のことでした。

 
最後に使ったブタの枕。
 

milkichi3 | みるちゃんの思い出 | 16:51 | comments(8) | - | - | - |
Comment
本当に久しぶりにこちらを覗かせてもらって、
あまりの突然のことに呆然として涙が止まりません。
いつふらりと覗かせていただいても、
元気なみるちゃんに元気をもらっていました。

みるちゃん、本当にたくさんの人に愛されてたんですね。
みるちゃんのご冥福を祈るとともに、
pingaさん、旦那様もどうぞ少しでも気持ちが安らげますように。

posted by ひろ ,2010/12/19 11:01 PM

みるちゃんと「みるきちたいむす」に心から感謝しています。
素敵な出会いをありがとう。
みるちゃん、ありがとう。
ここで出会ったみるちゃんの笑顔、ご一緒させてもらったときのかわいい様子、生涯忘れません。
そして、みるちゃんがつないでくれたご縁、これからも思い出と一緒に大事にしていくからね・・・。
安心しておやすみ。
・・・そして、またpさんとりさんの元に返っておいでよ、みるちゃん。
またね、みるちゃん。

posted by クラママ ,2010/12/20 1:14 AM

お疲れ様です。

最後の一日を読んで、少し心の整理がついてきているんだと感じ安心しました。(勝手な思いですが)

私の主人はネットを見る人ではないのですが、私の話で今まで何年もみるちゃんをよく知っています。
最後の姿を見てもらった時に「とっても、とっても楽しい人生を送ったって顔してるね。そんなに悲しむなよ・・・」って言ってくれました。

その言葉で少し救われたんですけど。

でも・・・
何回も見てると、やっぱり楽しかった素晴らしい人生を送ったって顔だなーって、満足してるなーって

1つお願いがあるのですがHPは完全に閉めてしまうのでしょうか?12月で終わってしまう・・・のは、もう見れなくなっちゃうってことなのでしょうか?

できれば、このまま見れるようにしていただけませんか?
もう・・・みるちゃんの顔を見れないっていうのは体の一部を取られるような感じがします。

できれば、なんか・・・見れるようにできませんか?
すいません、勝手なお願いで・・・

posted by まさお ,2010/12/20 10:11 AM

こちらの日記は更新されないんだよねっ
と、思いながらも 度々見にきてたのですが…
みるちゃんの最後の日を拝見して 涙涙です
とっても幸せな犬生でしたねっ
そして、みるちゃんが居て幸せなパパさんママさんの生活だったんでしょうねっ
みるちゃんを思う沢山の方々、わんちゃん
私も一生みるちゃんを忘れません
みるちゃんを パソで見ているだけで幸せ気分になってました
ありがとう〜みるちゃん

posted by フリル ,2010/12/20 12:25 PM

最初の数行で涙が止まらない。
言いようの無い虚脱感、
pingaちゃんにとっては、
居るのが当り前のみるちゃんだったと思います。
私はピーチをなくしたあと朝起きると、
現実に引き戻されて怖かったよ。
でもね、みるちゃんの姿は見えなくなっても、
これからきっと、もっともっとみるちゃんの大きな存在に、
愛に気付かされると思います。
みるちゃんが亡くなった夜、pingaちゃんのお家が沢山の愛であふれたようにね。

いよいよ年末になりますが、
りさんもpingaちゃんもお体ご自愛下さいね。

posted by ピーチママ ,2010/12/20 10:35 PM

私もピーチママさんと同じ事を思っていました。
みるちゃんが紡いだ絆でpingaちゃんを守ったんだねって。


みるきちたいむすで沢山の元気を貰って
色々な方と出会えて
本当に感謝しています。

みるちゃん、ありがとうね。







posted by J.J. ,2010/12/21 1:13 PM

いつも心がほっこりする日記を楽しみにしてました。
今でも涙が溢れてきます。
愛くるしいお顔のみるちゃん、マイペースで素直なみるちゃんが大好きです。
pingaさん夫妻がパパとママで本当によかった。
みるちゃんありがとう!
pingaさんありがとうございました。
くれぐれもお体をご自愛ください
またみるちゃんに会いに来ます

posted by かず ,2010/12/21 1:48 PM

うちのウェスティ ヨウが我が家に来た2002年からずっと
みる吉タイムスを楽しみに拝見しておりました。
手作りごはん、ラムちゃんなどいろいろなことを参考にしましたpingaさんの楽しいコメント、みるちゃんのかわいい写真、お仲間との旅行やバーベキューなどたのしいことがいっぱいの本当に素敵なHPです。

最後の一日を読んでまた涙が出てきました。
お会いしたことのない私でさえこんなに悲しいのですから、
pingaさんご夫妻にとってはもっともっとつらくて悲しいことだとお察しいたします。

クラママさんのおっしゃるようにきっとみるちゃんはお二人の元へ生まれ変わってくると思います。

みるちゃんにとってもpingaさんご夫妻にとっても、とっても楽しくて幸せな時だったんですね。その一部をHPで共有させていただきました。ありがとうございました。

どうぞ、みる吉たいむすを閉じないでください。
これからも、かわいいみるちゃんをみたいです。
勝手なお願いですが。

posted by すみれ ,2010/12/22 2:11 PM











11
--
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
--
>>
<<
--
RECENT COMMENT
MOBILE
qrcode
OTHERS