【9.斜頚と頻尿】

 11月16日(火)

土曜日にステロイドを半分にし、16日に診察後、完全にステロイドを切って抗がん剤に切り替える予定だったので、仕事を終えてから一人で運転して夜の病院へ。
副院長先生の手術が伸びているとのことで少し待って、19時過ぎに診て頂く。

が、相変わらずの頻尿と斜頚が続いていることに首をかしげる先生。
超音波診断でも問題はなく、腫瘍も取れるだけ取ったはずなのになぜ頻尿が続くのかわからない。
再度ステロイドを倍量にして、様子がどう変わるかを見る事となった。

頻尿はかわいそうなくらいヒドく、何度も何度もトイレに行っては「うーん」とキバる声が聞こえるくらい搾り出しているのに数滴しか出ない。
1日数回はたくさん出て、それ以外は残尿感が気になっているよう。
とはいえ、寝るときは長時間熟睡しているので、精神的なものかもしれない。

斜頚もこの3週間で治るどころか、少し悪化しているように思える。
常に傾いているせいでバランスが取れず、すぐ左へ転がってしまう。
本犬は気にしていないようで元気に走ったり遊んだりしてるが、手術の後遺症で身体障害犬になってしまったということになるのかも。

抜糸をする時期だが、ステロイドを飲んでいると傷口が開く可能性があるとのこと。
昼間留守をしている間に傷口が開いたら困るので、もう少し置いておくことにする。

■尿検査
 ブドウ糖:NORMAL
 尿蛋白:+2
 PH:5.5(基準値:5.5)
 尿比重:1.051(基準値:1.035〜1.050)
 潜血:+3

バイトリル、塩化リゾチーム、プレドニゾロン
milkichi3 | 通院記録 | 21:55 | comments(0) | - | - | - |

【8.膀胱癌】

 11月13日(土)

月曜日から仕事復帰し、会議や接待宴会で遅くなったりしたものの
問題なくお留守番できていた。

1週間ぶりの病院で、手術で取ってもらった組織の病理検査結果を聞く。

診断結果はガン。今のところ転移はないものの、リンパや肺に転移する
率が多く、平均余命は4ヶ月から1年、早ければ1ヶ月の場合もあるが
個体差があるので何年も生きている子もいる。

今後はステロイドをなるべく早く切り、抗がん剤治療に切り替える。

本犬の血液から培養する、免疫療法もやっているが1回3万円〜で
今後値上がりするかもしれない。
効果がすぐ出るものでもないが、選択肢のひとつとしてある。

その他、サプリメントなども考えて、今後のQuality of Lifeを考えて
いきましょうと言われた。

ある程度予想していたとはいえ、やはりショック。
しかし小一時間ほどで立ち直り、おきてしまったことは仕方がないので
これからどうするかを考えることに。




検査臓器名:膀胱

病理組織診断名:移行上皮癌

組織所見など:

送付されたいずれの材料にも不整円形から類円形で大小不同を示す移行上皮細胞が
シート状から一部乳頭状の構造を形成する腫瘍組織が見られ、数箇所に壊死が
起きていた。
腫瘍細胞の核は類円形から不整円形で大小不同が強く、巨核細胞も見られた。
核クロマチンが豊富で大小の明瞭な核小体を持ち、分裂像はやや多く見られた。
細胞質内に大型空砲を持つ細胞も見られた。
標本上に明らかな脈管湿潤は認められなかった。

送付された材料は移行上皮癌の腫瘍組織であった。

犬の膀胱腫瘍は全腫瘍の1%以下とその発生頻度は少ない。
膀胱腫瘍の中では移行上皮癌の発生する頻度が高く、
移行上皮癌の症例では転移が約半数に起こっているといわれている。
転移の起こる部位としては局所のリンパ節と肺である。
本症例では明らかな脈管湿潤は見られなかったが、移行上皮癌は
転移の起こる率がかなり高いので、転移の発生には注意が必要である。




milkichi3 | 通院記録 | 22:53 | comments(2) | - | - | - |

【7.復活】

 11月6日(土)

先生も驚くほどの回復力で、だいぶ歩けるようになる。
相変わらずバランスが取れないようで、左耳を傾けたままだが元気に歩くように。




帰りに、病院の3階にあるドッグカフェでランチ。
退院したというと、快気祝いにと山盛りのオヤツを頂き、みるちゃん大喜びでがっつく。
飼い主はハンバーグにがっつく。



京都一大きいD病院。

駐車場が2ヶ所、1階は受付(お姉さんが常時3人くらいいる)、
ATMのような機械に診察カードを入れ、希望診察科目をタッチすると番号札が出るので
40席ほどある待合室で待つ。
大きなモニターに、○番の方は2階へと表示されたら2階の待合室へ移動する。

2階は診察室が7つ、面会室が2つ、麻酔覚醒室が1つ、給食室が1つ、
各診察室は広くて大きな1つの処置室に繋がっている。
処置室にはモニターや大きな診察台、シャンプー台、高濃度酸素室など。
給食室の奥にベランダがあり、みるちゃんはそこで排泄をしていたそう。

3階は院長の弟夫婦がやっているドッグカフェ。
イタリアンレストランとしてもなかなか安くて美味しいし
店内のモニタにも待合室の番号が出るので、時間つぶしにも使える。
広いテラスはドッグランとして開放している。

その他、説明を受けたCT室や、先生たちの食堂(3階のレストランの隣室)もあり
すばらしい設備だが、京都では高くて待ち時間の長い病院として有名。
みるちゃんの最高滞在時間は5時間半!



これから死ぬまでお世話になることでしょう。
milkichi3 | 通院記録 | 22:32 | comments(0) | - | - | - |

【6.退院】

 11月2日(火)

さすがのオヤジも仕事を早退、こちらも5時ダッシュで帰宅しお迎えに。
カラーは外されており、少し落ち着いていたものの、相変わらず立てない、
というか、フラフラした感じで身体が左へ倒れこむ。

下痢や嘔吐もあったらしく、持参の敷物は洗濯してあった。
先生を待つ間、看護師のお姉さんがお尻をシャンプーしてくれる。

立てない・左へぐるぐる回る理由は不明。
入院前から耳の具合がかなり悪かったせいかもしれない。
帰りの車の中でもぐるぐる左へ回るというか、這う姿が異様。

帰宅してすぐベッドに置くと、すやすやと眠りについた。
ただ、歩けないのにトイレに行こうとして、転ぶ音で夜中何度も起こされる。
頻尿も血尿もあまり変わりないが、とにかく生きて帰ってくれたことに感謝。


11月3日(水)

祝日なので2人ともお休み。
相変わらず歩けないので、トイレまで抱いていき、身体を支えてやると
おしっこをする。

頭では動けるつもりなのか、歩こうとしてはあちこちに身体をぶつけるので
銀マットを壁に張り付け、ラグ類はマスキングテープで床に貼り付ける。

食欲はなさそうだったので、かつお節でダシをとった薄い卵かゆを作ると
少し食べた。吐くこともなく下痢もなし。
夕方、病院で点滴をしてもらう。



バイトリル、塩化リゾチーム、プレドニゾロン、プロナミド


11月4日(木)

仕事休み。相変わらず歩けないが少しおかゆを食べたので
暖かい13時過ぎ、気分転換にいつものお散歩コースへ連れていくと
ヨロヨロしながら歩きだした!

すってーん!という感じですぐ左へ倒れるので、身体を支えてやりながら
マーキングのお手伝い。生き生きとして嬉しそう。

室内ではあいかわらずヨロヨロで、トイレへ行こうとして何歩か歩いては
すってんころりんと転び、倒れたまま失禁。。
本犬も申し訳なさそうな顔をしているので、おしっこできてエライねーと
褒めながら急いで濡れたお尻やシッポを拭く。

食欲はほぼ戻って、ササミのおかゆをお茶碗いっぱい食べる。

11月5日(金)

仕事休み。少し足取りはしっかりしてきたものの、
とにかく左へ頭も身体も傾いているので、すぐ倒れる。
象が死ぬときみたいな倒れ方で、ちょっと怖い。

部屋中にトイレシートをマスキングテープで貼り付け
どこで倒れて失禁しても大丈夫な状態にする。

夜、仕事帰りの焼売かあちゃんがお見舞いに来てくれた。
トイレシートとおしっこだらけだったので、玄関での面会になったが
大喜びでナデナデしてもらっていた。
頂いたクリームパンも目の前でぱくぱく食べた。

milkichi3 | 通院記録 | 00:26 | comments(0) | - | - | - |

【5.急変】

 10月31日(日)

昼ごろ面会に。高濃度酸素室で透明のカラーをして、持ち込んだピンクの敷物の上で
点滴をしたまま寝ているみるちゃん。
ダッコしてもいいと出してもらい、しばらくダッコしていたがとにかく不機嫌。
こっちを見てくれないし、疲れさせても・・と思い、30分ほどで帰宅。
先生によると、帰ったあとはずっと人待ち顔で外を見ているとか。




11月1日(月)

お魚のお弁当を作って出勤。仕事帰りに病院へ行って面会。
様態が急変しており、息が荒く苦しそうな顔で立つこともできず
身体を壁にもたれかけたままうつろな目で遠くを見ている。
声をかけても気付かず、そのうちガクッと首が落ちる。
また顔をあげて苦しそうな顔でうつろな目・・の繰り返し。
身体を起こすのがやっとで、立つことも身体を支えることもできず。

あまりの変わり様に、このまま死なせてしまうなんて。。とパニックになっていると
副院長先生から、ストレスかもしれないので明日退院しますか、と言われる。
こんな死にそうなのに退院って・・と思ったが、落ち着いてよく見ると
点滴もなく、身体は元気らしいことがわかる。
朝、一度眼震が見られたらしいが、その後はなし。

待合室で少し休んで落ち着いてから帰宅。
21時過ぎに副院長先生から電話があり、「まさか!」とパニック状態で出ると
ステロイドを使っていいかとの問い合わせだった。
治療はお任せしますと答える。



milkichi3 | 通院記録 | 00:11 | comments(0) | - | - | - |

【4.手術】

 10月30日(土)

朝から水抜きで病院へ。
手術の同意書と治療や入院に関する問診表を提出。
最低限の治療でいい、できるだけの治療をしたいなど、選択欄があって少し驚く。
血液検査に時間がかかったものの、11時過ぎにはふてくされたまま
連れて行かれたのでいったん帰宅。
写真は手術直前、個室で血液検査の結果を待つみるちゃん。



手術終了の電話が来た19時過ぎまで、落ち着かない時間を過す。
考えたら、みるくのいない家は初めてかも。

電話をもらい、すぐに病院へ。
切り立て?のみるちゃんに面会し、思ったより元気だったので一安心。
副院長先生から、手術の説明を受ける。
膀胱の下の方に腫瘍があり、バキュームで取れるところは取ったが
出血もひどく、尿道にも広がっていたので、すべては取りきれなかった。

CT担当医から大きなモニターで説明を受ける。
腫瘍は4.5cm程度で膀胱の下、尿道にかけて広がっていた。
膀胱でも他の場所なら切除できるが、尿道があるためかなり難しい手術だった。
今のところ、肺やリンパ節への転移は見られない。
膀胱に繋がるリンパ節が少し左右非対称ながら膨らんでいるが、
転移ではないと思われる。
3Dであらゆる角度から、身体の中を見て行けるので不謹慎ながらおもしろかった。

元気とはいえ12歳の老犬の手術、とにかく生きて帰ってきてとの願いは達成できそう。
milkichi3 | 通院記録 | 00:02 | comments(0) | - | - | - |

【3.手術まで】

2010年10月2日続き 

しばらくすると少し落ち着き、1年も膀胱炎を繰り返していたら
色々できるかもしれない。
元気一杯の今のうちに見つけて取ってしまった方がよいだろう、と決意。

 ちょっと元気のないBBQ

翌日は白犬仲間とBBQの約束をしていたので、手術するかも・・と
話しているうちに、頭の中も整理ができてきた。

お薬:ルメリーム(移行上皮癌に効果)、オーグメンチン(抗生剤)


2010年10月9日(土)

翌週の診察は副院長先生。
手術をしたいと告げると、年齢もあるのでもう少しお薬を続けて、
腫瘍が反応するか確認してからにしたいとのことだったので了承。
抗生剤が合わないのか、下痢が続いていたため下痢止めと
1週間分のお薬をもらう。

お薬:ルメリーム、パセトシン(抗生剤)、デルクリア(下痢止め)


2010年10月15日(金)

仕事帰りにお薬だけもらう。犬ナシ。
翌日からの戸隠1泊旅行は、薬持参で何とか行けそう。
 

2010年10月16日(土)〜17日(日)

血尿は相変わらずひどかったものの、元気に長野・戸隠から黒姫高原、
妙高高原、新潟を経由して金沢でどーりー君に会うことができた。
たまたま以前から予定を入れていたのだが、トリム、BBQ、旅行と
最後にしたいことが全て短期間でできた。
夏休みに、今度行こうと思っていた妙高高原スカイケーブルにも乗れて満足。
来年の夏はないかもしれないと思うと、眼下の景色も感慨深い。
ほとんど別行動させて頂いたが、同行の白犬仲間にも感謝。

黒姫高原BOWにて記念撮影妙高高原スカイケーブルで山の中腹へオヤジの撮影モデルさん

2010年10月23日(土)

この日はY先生(腫瘍専攻)。超音波で見ても、腫瘍の大きさはまったく変わらず。
薬の反応はよくないがどうするか聞かれ、少しでも若いうち・12歳になる前に
手術をしたいと告げ、空いている日を聞く。
いくつか候補日がある中、唯一土曜日だったのが翌週の10月30日。
月末月初が休めない仕事だが、11月1、2日に入院すれば、
3日の祝日から5連休を取ることは可能なため、翌週で予約。

即決過ぎた?と思わなくもないが、かなりひどい血尿が続いている上
この目で見た腫瘍の大きさを思うと、取るしか道はないと判断。
(腫瘍は尿道を塞ぐような形でできていて、排尿できているのがすごいとのこと)
とは言え、心の中でオロオロし、滋賀のPeronちゃんに
翌日のランチをおつきあいして頂いた上、神社にも連れて行ってもらい
おみくじを引いたり、お守りを買ったりして少し平穏な気持ちを取り戻す。

 猿のおみくじと記念撮影

無宗教・無神論者なのに、こんな時は神頼みをしたくなるのが日本人。


milkichi3 | 通院記録 | 23:45 | comments(0) | - | - | - |

【2.膀胱の腫瘍】

2010年10月2日(土)

京都で一番大きい、大学病院のようなD病院へ。
10年ほど前、もう少し小さい病院時代に避妊手術をしていたのでカルテが残っていた。
膀胱炎が治らず、かかりつけの病院で大きい病院へ行くように言われた、と説明し
レントゲンと超音波診断をしてもらう。

大きなモニタで見せられたレントゲン画像の膀胱部に何か影が。。
そのあと、超音波の画像もモニタで説明を受けながら見せてもらうと、
4cmほどのデコボコした腫瘍があるとのこと。
膀胱炎を繰り返したせいでポリープができたのかもしれないし
ガンかもしれないが、開腹しないと何とも判断ができない。

膀胱炎だと思い込んでいたところに、突然の腫瘍宣言で頭は真っ白に。

若くてテキパキ・ハキハキしたきれいな女の先生に、こちらの様子を見ながら
このまま様子を見るか、手術をするかになりますが、
とりあえず今日は腫瘍を小さくできるかもしれないお薬を出しますので、
これからどうされるか、考えていらして下さいと言われる。

廊下の椅子で待っていたオヤジのところへ戻る頃には涙が止まらず、
混雑した廊下で、他の患者さんが不安になっても申し訳ないと思い
急いで1階(診察は2階)へ降り、呆然としたままお薬と会計を待つ。

それでもお腹は空くもので、会計後、病院の3階にあるドッグカフェでランチ。
ココはオヤツ盛り合わせを頂けるので、みるちゃんも好きなお店。
もう10年来のつきあいの店員さんも変わらず優しい。
 

milkichi3 | 通院記録 | 22:07 | comments(0) | - | - | - |

【1.老犬の仲間入り】

元気なお尻














■10歳からのアレルギー再発

 2歳過ぎからアレルギーがひどくなり、紆余曲折を経たあと手作り食とメディカルAで
いつのまにか完治。
10歳までは何の問題もない日々が続くものの、10歳を迎えた2008年12月頃から、
カサブタが全身に広がり始める。


■ステロイド再開

病院での診断は年をとって免疫力が低下したことにより、アレルギーが再発し、
膿皮症を起こしているとのこと。
牛の目と言われるものがあちこちに出来、膿やカサブタでベタベタになって
夜も寝られないくらいになったので、やむなくステロイドを服用するようになった。


■転院・初血尿

2009年10月頃

相変わらずステロイドが切れないため、減感作療法をやっていると
いう京都のK病院へ行ったものの、年齢的に無理と言われる。
ちょうどその病院に通っていた2009年11月7日、真っ赤な初血尿。
K病院は超音波診断ができるので膀胱を診てもらったところ、膀胱炎との診断。
その時はしばらく薬を飲み、再度超音波診断をしてもらって、完治を確認。

アレルギーに関してはK病院もステロイド飲用しか手がないため、2010年2月頃まで
通院したものの、通いにくさもあって、もともとのかかりつけ、近所のA病院に戻る。

2009年11月27日撮影の超音波画像では、キレイで何もない膀胱。


■繰り返す膀胱炎

2010年4月頃

再度血尿・頻尿が見られるようになる。A病院は超音波診断装置がないものの、
明らかに前回と同じ膀胱炎の症状だったため、投薬治療・しばらくして完治。
それから9月までに2〜3回同じことがあり、ネットで調べると、老犬の膀胱炎は
完治しにくいというような記事がたくさんヒットしたため、膀胱炎が治らないと悩む日々が続く。

2010年9月30日(木)

とうとう今までもらっていた薬でも血尿がとまらなくなり、A病院から、画像診断のできる
大きい病院に行かれた方が。。と言われる。

milkichi3 | 通院記録 | 21:18 | comments(0) | - | - | - |
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